私事の話で恐縮ですが、自己紹介を兼ねて少し書かせて頂きます。
「未来への入口」が見つかったときの話です。
専門分野を究め、その専門知識で社会に貢献する。これが一貫したぼくの仕事の流儀でした。
科学一辺倒の人生を歩んでいました
仕事に自信を持っていました。
仕事ができるから人間的にも優れていると勘違いしていました。
全国から講演依頼もあり、戦略の第一人者になると意気込んでいました。
起業してから粗利益の10%の予算を取って、さまざまなセミナーを受講し、自分の思いは着々と前進していました。
ところがある日、その意気込みが一気に崩れ去りました。
それは、途轍もなく器が大きく魅力あふれる方との出会いでした。
話しの深さ、ぼくの心を推し量るように話される態度、さらに物腰の柔らかい立ち振る舞い…
ぼくは何から何まで圧倒されました。
わずか30分程度の話でしたが、その時間は、とっても幸せなひとときでした。
このときの心地よいショックが、ぼくの「未来の入口」をつくってくれました。
戦略の第一人者になりたいという野心・野望は木っ端みじんに飛び散り、専門分野を究め社会に貢献したいという
一貫した仕事の流儀も、脆くも崩れ去ったのです。
初めての出会いにもかかわらず、ぼくの「憧れの人」になりました。
このとき、科学は万能ではない。
科学も大切であるが、科学より大切なものがある。それは、科学で解決できないことを解決する能力を身につけることだ。
と、悟ったのです。
いかにすれば自分の器を大きくすることができるか、魅力的な人間になることができるか…
いろいろ思いを巡らしているとき、2004年に受講した「リッツカールトン大阪」の一泊研修のことを思い出しました。
そのときのテーマは「顧客サービス」
「いかにすれば人(顧客)の心を先読みできるか」の一節を思い出したのです。
人の心を先読みししたいと毎日100回唱えても、思いはかなわない。
毎日マニュアル書を100回読み、先輩の動きを注視しながら、一生懸命仕事をしても思いはかなわない。
人の心を先読みすることを常に心がけ、仕事のときだけではなく、自らの暮らしの中に取り入れ行動していれば、思いは簡単にかなう。
一言でいえば、仕事の「日常化」です。
仕事、プライベートに関係なく、いつも先読みすることを意識しながら行動していれば、思いはたやすく実現する、と。
このときは気付きませんでしたが… このとき「科学で解決できないことは日常から学べ」と教わったのです。
日常は日々繋がっています。
日々の果実はたとえ小さくても、それを繋いでいる限り果実は徐々に大きくなっていきます。無限に繋いでいけば、
果実も無限に大きくなります。
2004年の研修では気付かなかった、この「日常の学習」の真の意味を改めて感じ取ったのです。
そして、それが「大化け」の取り組みに繋がっていくのです。
こうして「未来への入口」にむかって、その第一歩を踏み出し、今、夢中になっているのです。
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