- プロローグ
- 3年で10倍の成長は「水平思考」で取り組めば可能です
- 喫緊課題は、陳腐化した過去の考え方との決別です
- 3年で10倍成長の時代が到来しています
- 学習は二種類あります 「ビジネスの学習」と「人生の学習」です
- 喜怒哀楽の「細部」が水平思考の萌芽に繋がり、人の意識を変えてくれます
- 自分は「1億2400万人の1」の存在であるという自覚が必要です
- 自分の光を放つ特性は、「得意業」(とくいわざ)として生涯生かすことができます
- ビジネスは、勝つか負けるかの世界ではありません
- ビジネスは、売手と買手で成り立っていますが、売手も買手も同じ人間です
- 起業の原点 それは、自分の生き方を得意業に託すチャレンジです
- 日々を繋いでいけば、3年で10倍の成長はたやすく実現できます
- エピローグ
ビジネスは、勝つか負けるかの世界ではありません
ビジネスは、勝つか負けるかの世界だと認識されてきました
勝ち負けは、兵隊の数と武器の質によって決まると(随分前に)学びました。
しかし、中小企業は、人もいないし高価な武器を購入するお金もありません。だから、細々と働き続けて
ビジネスを進めるしかないと… 多くの人は無意識に思い込んできました。
また、経営戦略やマーケティングなど、さまざまな経営メソッドを学習し、スキルアップを図れば何とかなると
(誰かに)教えられてきました。
ビジネスは、勝つか負けるかの世界ではありません
中小企業に武器は不要です。
業種によっては高価で近代的な設備機械が必要ですが、これらを凌駕する武器を中小企業はすでに持ち合わせ
ています。
垂直思考一辺倒の経営者が気付いていないだけなのです。
戦略やマーケティングなどの学習も不要です。
経営者という(重い)鎧を着たまま学習すれば、鎧はさらに重くなり身動きが取れなくなります。
さらに、重い鎧が即興力強化の足を引っ張ります。
この先何が起こるか分からない時代にあっては、いざというとき重い鎧で動きが鈍くなり、小回りがきかず、
実践では役に立ちません。
世間では、頑張って学習し重装備している経営者を学習熱心な経営者、優秀な経営者だと認識されてきましたが、
この思い込みはすべて陳腐化した古い考え方になっています。
経営者の得意業がフル回転していれば、勝ち負けという意識は消えていきます
得意業がビジネスに生かされてくると、一番大切なもの(武器)は、自分の得意業であることに気付きます。
得意業がフル回転に近づくと、高価な武器も、働きすぎも、戦略やマーケティングなどの経営メソッドの学習
も不要であることに気づきます。
勝ち負けという意識も、鎧も、不要であることに気付きます。
中小企業の経営資源は「人・カネ・もの・情報」ではありません。
これは大企業の話です。
中小企業の経営資源は経営者の「得意業」です。
得意業がフル回転していれば、経営資源など意識しなくても、
ビジネスに必要な資源は勝手に集まってきます。
★ポイント22 中小企業の経営資源は経営者の得意業です。
得意業がフル回転していれば、それに勝るものはありません